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VDEC×CSO ランチセミナーが行われました(第5回:キャリアデザインを考える)(12/2)

自分を棚卸する

東北大学バリューデザイン教育センター(VDEC)は、キャリア・社会連携支援センター(CSO)と共催し、2025年12月に「VDEC×CSO ランチセミナー」を開催しました。10~11月に4回開催したランチセミナーに引き続き、キャリアデザインやマネーリテラシー、デザイン思考などについて、全4回にわたって講義が行われました。

 4回シリーズの初回となった今回。講師は、東北大学バリューデザイン教育センターの特任准教授で、東北大学でスタートアップ支援やアントレプレナーシップ教育を担当する加藤毅です。加藤は自身の物理学専攻からの就職、外資系企業でのマーケティング経験、そしてシリコンバレーでの企業設立など、多彩な経歴を振り返りながら、「社会に出たら役立つであろう3つの習慣」について紹介しました。

 まず加藤は、社会人としてキャリアを積む上で重要な3つの習慣として、「キャリアの棚卸し」「英語」「お金の積み立て」を挙げました。今回の講義では、特に「キャリアの棚卸し」に焦点が当てられました。これは、1日や1週間で身につくものではなく、習慣として長く続けることが重要だと加藤は説きます。

「キャリアの棚卸し」の具体的な手法として、加藤は単に職務経歴を並べるのではなく、1年を振り返り「どういう課題に対して何をし、どんな成果や貢献を残したか」を記録することを推奨しました。さらに、その経験を通じて「活用・習得した知識」だけでなく、「不要となったスキル」や「心理的な要素」まで掘り下げて整理することが、後の転職や起業の際に自分の強力なアピール材料になると説明しました。

 また、自己分析の手法としてSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を行う際は、自分一人で完結させず、友人や親など第三者からのフィードバックを得ることを助言しました。他者の視点を入れることで、面接などで突っ込まれた際にも答えられる客観性が身につくといいます。将来のビジョンについては、「5年後に活躍したい姿」だけでなく、「5年後にうんざりする姿」もあえて言語化することで、現状を変えるための具体的な行動が見えてくると話しました。

 最後に加藤は、「社会人になると時間は驚くほど早く過ぎる」と学生たちに強調しました。学生である今のうちに、専攻分野に限らず多くの本を読み、広い視野を持つこと、そして英語や資産形成の知識を含め、将来の選択肢を広げるための準備を今から始めるよう呼びかけ、講義を締めくくりました。