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VDEC×CSO ランチセミナーが行われました(第6回:マネーリテラシー)(12/5)

時間を味方につけた「積立と複利の効果」

 今回の講師は、前回に引き続き東北大学でスタートアップ支援等を担当する加藤毅です。前回の講義で紹介された「社会に出たら役立つ3つの習慣(棚卸し、英語、お金の積み立て)」の中から、今回は「お金の積み立て」と「マネーリテラシー」に焦点が当てられました。

 まず加藤は、2007年から約14〜18年間にわたり、日本・欧州・米国・グローバルの株式ファンドに投資した場合のパフォーマンス比較データを提示しました。実際のデータによると、リーマンショックのような暴落を経験しても、毎月定額を積み立てることで資産は着実に増加しており、特に米国株においては一括投資で約7.8倍、積立投資でも約3倍という高いリターンを記録したことが紹介されました。加藤は「我々は神ではないので将来は分からない」としつつも、過去のデータを見る限り、リスクを取ることは決して悪いことではなく、時間を味方につけた「積立と複利の効果」は学生時代から知っておくと断然お得であると語りました。

 一方で、投資にはリスクや流行り廃りがあることへの注意喚起もなされました。加藤は「マグニフィセント7」と呼ばれる米国の主要ハイテク企業7社を挙げ、これらが現在は市場を牽引しているものの、「10年後にこれらの会社がどれだけ残っているかは誰にも分からない」と指摘しました。

 さらに講義の後半では、利回り7%を謳いながらトラブルとなった投資商品を例に挙げ、金融リテラシーの重要性を強調しました。加藤は、これから会計士や弁護士など専門職を目指す学生たちに対し、単に資格試験の知識にとどまらず、「そのビジネスモデルに整合性があるのか」を自身の専門知識を用いて批判的に判断する視点を持ってほしいと訴えました。

 最後に加藤は、「30年後に自信を持てる資産形成」のためには、今風の流行に流されず、長期的な視点でコツコツと積み立てる習慣が重要であると述べて講義を締めくくりました。